Skip to main content

Vault CMSの導入

Website Development Version 1.0.0

このガイドでは、Astro ModularテンプレートでObsidianをCMSとして使用するためのVault CMSシステムの導入方法を詳しく解説します。

概要

Astro Modularの最大の特徴の一つが、ObsidianをCMSとして使用できるVault CMSシステムです。このシステムを導入することで、Obsidianでコンテンツを作成・管理し、Git経由でブログに公開するという、シームレスなワークフローを実現できます。

Vault CMSとは

Vault CMSは、Obsidianの保管庫(vault)をコンテンツ管理システムとして使用する仕組みです。従来のCMSとは異なり、データベースではなく、マークダウンファイルを直接管理するため、バージョン管理が容易で、テキストエディタで直接編集できるという利点があります。

このシステムの主な利点は、Obsidianで直接マークダウンファイルを編集できること、Git経由で自動的にブログに反映されること、Astro ComposerやBases CMSなどの専用プラグインが統合されていること、そしてすべての投稿を一覧表示するホームベースというダッシュボードが用意されていることです。これらの機能により、ブログ運営が格段に効率化されます。

セットアップ手順

Obsidianで保管庫を開く

まず、Obsidianを起動し、「既存の保管庫を開く」を選択します。次に、プロジェクトの src/content/ ディレクトリを選択してください。初めて開く場合は、「このボルトを信頼する」を選択する必要があります。これで、src/content/ がObsidianのボルトとして開かれ、コンテンツの管理を開始できます。

プラグインの確認と有効化

Vault CMSには、ブログ運営を効率化するためのコミュニティプラグインが既に設定されています。主要なプラグインは以下の通りです:

  • Astro Composer - Astroブログ投稿の作成と管理
  • Bases CMS - コンテンツ管理システムビュー
  • Homepage - ホームページの設定
  • Default New Tab Page - 新しいタブでホームベースを表示
  • Paste Image Rename - 画像のSEOフレンドリーな命名
  • Image Inserter - Unsplashからの画像挿入
  • Property Over Filename - タイトルプロパティを優先表示
  • Title-Only Tab - タブにタイトルを表示

プラグインが正しく有効になっているか確認するには、Obsidianの設定(CTRL + ,)を開き、「コミュニティプラグイン」を選択します。必要なプラグインがすべて有効になっていることを確認してください。

ホームベースの活用

ホームベースは、すべてのブログ投稿を時系列で表示するダッシュボードです。このダッシュボードから、投稿の一覧確認、一括編集、直接編集、新しい投稿の作成など、すべてのコンテンツ管理作業を行うことができます。

ホームベースは、src/content/Vault CMS (Default)/_bases/Home.base に配置されています(ドキュメント用は src/content/Vault CMS (Docs)/_bases/Home.base)。CTRL + M でホームページを開くか、新しいタブを開くと自動的にホームベースが表示されます(Default New Tab Pageプラグインによる機能)。このホームベースを活用することで、ブログ運営が格段に効率化されます。

重要なホットキー

Vault CMSで使用する主要なホットキー:

機能ホットキー
左サイドパネルの切り替えCTRL + ALT + Z
右サイドパネルの切り替えCTRL + ALT + X
ホームページを開くCTRL + M
画像を挿入CTRL + '
投稿をリネームCTRL + R
ターミナルを起動CTRL + SHIFT + D
Astro設定を開くCTRL + SHIFT + ,
Git: コミット&同期CTRL + SHIFT + S
ZenモードCTRL + SHIFT + Z

注意: Macの場合は CTRL = CMD です。

Gitプラグインの設定(オプション)

Gitプラグインを有効にすると、Obsidianから直接ブログに公開できるようになります。Obsidianの設定を開き、「コミュニティプラグイン」から「Git」を選択して有効にします。Gitリポジトリの設定を行えば、CTRL + SHIFT + S でコミット&同期を実行するか、ステータスバーの「コミット&同期」ボタンをクリックするだけで、変更が自動的にコミットされ、リモートリポジトリにプッシュされます。

ただし、モバイルデバイスでは、Gitプラグインは推奨されません。代わりにGit Syncなどのアプリを使用することをお勧めします。

新しい投稿の作成

新しい投稿を作成する方法は2つあります。1つ目は、Astro Composerプラグインを使用する方法です。CTRL + N で新しいノートを作成し、タイトルを入力すると、自動的にkebab-caseのファイル名が生成され、フロントマターが追加されます。

2つ目は、ホームベースから作成する方法です。ホームベースを開き、右上の「新規」ボタンをクリックするだけで、新しい投稿が作成されます。どちらの方法も簡単で、すぐにコンテンツの作成を始められます。

画像の管理

画像を挿入するには、CTRL + ' で画像インサーターを開きます。Unsplashから画像を検索して挿入でき、画像は自動的にSEOフレンドリーな名前にリネームされます。

画像の配置場所は、投稿の種類によって異なります。フォルダベースの投稿の場合は、投稿フォルダ内に画像を配置します。従来の投稿の場合は、src/content/posts/attachments/ に配置します。このように、投稿の種類に応じて適切な場所に画像を配置することで、整理された構造を保つことができます。

Vault CMSの利点

Vault CMSを導入することで、ブログ運営のワークフローが大幅に改善されます。Obsidianでコンテンツを作成・管理できるため、統一された環境で作業できます。ホームベースで全投稿を一覧表示できるため、視覚的に管理しやすく、プラグインによる自動化とショートカットにより、編集作業が効率化されます。さらに、Git経由で自動的にブログに反映されるため、公開プロセスがシームレスになります。

参考資料

Vault CMSの詳細な使用方法については、以下を参照してください: